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2011年5月13日

前回は野菜をもっと食べましょう!という話をしましたが・・・今、7番目の栄養素として大注目なのが、ファイトケミカル (phyto chemical)です。
これは野菜や植物に含まれる色素や臭気・苦味成分で、お馴染みのポリフェノールとか、リコピンなどが、このファイトケミカルの一種です。
ファイトケミカルはカラダを老化させ、生活習慣病を引き起こす活性酸素を除去するとともに、白血球を活性化させ、免疫力を高める効果があります。
つまりガン予防・アレルギー改善、そしてアルツハイマー病の予防にもなるというのです。
そもそもファイトケミカルは植物の自己防衛機能成分で、植物の種子は雨風にさらされる野ざらしの環境で、腐食を避け、動物に捕食されないように・・・酸化を抑制しながら、臭気や苦味成分を出し、種の存続をしているのです。

ポリフェノールとかイソフラボンなど、最近注目を集めていますが、日本人は昔からファイトケミカルを賢く食していました。
例えば・・・傷みやすい生魚をお刺身で食べるときは、ワサビ、ショウガ、にんにく、ねぎ・・・
ゴハンの定番の納豆・味噌汁は大豆のイソフラボン、食後の一服にいただくお茶はタンニン。
また果物の大半にはファイトケミカルが含まれています。

最近、ネギは臭いから嫌い・・・漬物も変な味だから食べない!
ゴハンとお味噌汁より、パンとスープ・・・という食事スタイルが増えていますが、日本人が昔から食べ続けてきた食事こそ、現代病のガン・アレルギー予防に効果的なのです。
逆に言えば、伝統の食事スタイルが崩れてしまったから、ガンやアレルギーが蔓延しているとも言えるのです。
今流行の生姜はダイエット効果以上に、ファイトケミカルの中では王様なので、たくさん食べてほしいと思います。

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木原会郎

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