歯磨き後のうがい

木原会ブログ

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歯磨き後のうがい

木原歯科・内科医院(東戸塚医院) 歯科衛生士の小島です。

今年も残すところあと10日となりました。

年々、月日が経つのが早く感じます、、、

 

今コロナ禍で手洗いうがいをマメに行っている方が多いかと思いますが、皆さんは歯磨き後のうがいをどのようにされていますか?お水の量や回数など意識されたことはありますか?

 

歯磨きをした後は歯磨き粉の味が気になりますし、ブクブク何回かうがいをしたくなりますよね。

ですが、それはおすすめできません!

歯磨き粉のほとんどにはフッ素(フッ化物)と呼ばれる成分が含まれています。

 

食事をすると、食べ物を取り込んだ虫歯菌が出す酸によって口の中が酸性に傾き、歯の表面のミネラルが溶け出しやすい状態になります。

 

一方、食べ物を食べ始めると唾液中の重炭酸塩の量が増え、これによって口の中が中和され、溶け出したミネラルが歯の表面に戻るときに、歯の表面にフッ化物があることで、歯の修復が効果的に進み、硬くて溶け出しにくい構造になるのです。このフッ素をお口の中に長く留めておくためには、少量のお水で1,2回やさしくすすぐことが大切です。

 

現在、国内で販売されている歯磨き剤の多くは身体に安全な濃度ですので安心して使用できます。

うがいをすることでフッ素の濃度が薄くなりますので高濃度(1500ppm)の物を選ばれると良いかと思います。

どうしても歯磨き後にしっかりうがいをしたいという方は、就寝前の歯磨き後に洗口剤でうがいされるといいですね。