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2011年4月22日

春だと言うのに、まだ肌寒い日が訪れますね・・・『花冷え』って言葉があるように、桜が咲くこの季節は冷え込む日があるんですよね。
でもこの前、街中でタンポポを発見しました。子供のころは何処にでも咲くタンポポなのに、今はまさしく『発見!』という言葉が合うくらい、最近では見かけなくなりました・・・。
でもタンポポって意外な所で見つけませんか?例えば都会のアスファルトの裂け目とか・・・
昔は人が入れないように柵で囲んだ空き地が近所に必ずあって、そこにはタンポポやハルジオンが群生し、子供にとって絶好の秘密基地で、有刺鉄線に引っかからないように潜入し、女の子は花飾りを編み、男の子は虫取りに夢中でした。
そんな空き地も今ではビルが建ち、道路となり、花の姿もすっかりなくなったのに、ある時・・・埋め立てられたアスファルトの裂け目からヒョッコリ花を咲かせるから、不思議!
環境のわずかな変化を嗅ぎつけて、何処からか種子が飛んでくるのか?と思っていたら、自然の仕組みとは人間ごときがスイスイ解く方程式で成り立っていないらしい。
種子は遠くからやってくるのではなく、すでに大地の中にあって出番が来る時をじっと待って、『今だ!』と言う時に顔を出すらしい。その忍耐力とチャンスを逃がさないポジティブさには脱帽です。


災害と復興に悩む日本人にも、いま忍耐力とポジティブさが必要なんだと思います。まったく相反するもののような気がしますが、よくよく考えてみると忍耐力って決してネガティブではない。
前進する上で、必要不可欠な力です。
そして私の周りのステキな人たちはみんな共通して忍耐力があります。
忍耐力って何かを成し遂げるまで続けられるカッコいい力なんだってあらためて思っています。

2011年4月15日

満開の桜が幸せを運ぶ季節となりましたね・・・
先週は和食に秘められたダシの話をしましたが、今週は食べ方の話をしようと思います。
いくらお勧めの和食であっても、空腹にまかせてガツガツ食べては急激な血糖値の上昇により肥満や糖尿病を引き起こします。つまりゆっくり食べることが大切です。
まずは汁物で空腹をゆっくりと落ち着かせてからゴハンをいただきます。よくお水をがぶ飲みする人もいますが、消化液が薄まり胃の負担がかかるので、お味噌汁をゆっくり飲んで
『ふぁ~、幸せ!』って感じるペースが良いのです。そしてゴハンとおかずをバランスよく交互に食べることで、インスリンの分泌は穏やかになり、満腹中枢もほどよく満たされてきます。

今若い人に警鐘したいことは、TVコマーシャルでお馴染みの『10秒メシ』とか『朝ごはんゼリー』です。これ1本で野菜何個分なんてあり得ないのです。
加工された食品は製造過程で大切な栄養分が大半失われ、残りカスに人工栄養素を添加し、人工香料と油で味を調えていますから、食べると確かに美味しいのでつい買ってしまうのです。
私も時々は食べますが、主食ではなく『おやつ』だと思っています。
おやつのお菓子は十分なカロリーがありますから空腹を満たし、カラダを動かすエネルギーは蓄積されます。でもやっぱりお菓子ですから、栄養はスカスカで主食にはなり得ないのです。
誰もが願う健康的なカラダを作るは10秒メシや飲むだけでは絶対に無理です。
そしてそんなゴハンで満足できるココロが不健康なのです。
明日からちょっとだけ早起きをして、朝ごはんを家でしっかり!ゆっくり!食べてみませんか?


 

2011年4月 9日

今日は食事の話をしようと思います。
食べすぎでメタボが気になりますが、日本人はどんなに食べても欧米人のような太り方はしないので大丈夫!と思いがちですが、日本人などのアジア人は膵臓から出るインスリンの分泌能力が弱いので、カロリーの高いものばかり食べていると、肥満になる前に糖尿病になってしまうそうです。。そこで京都大学農学研究科の伏木亨教授が語っていたことに共感したので紹介します。

教授自身、実験科学者なので、砂糖・油・だしには病みつきになる美味しさがあることを研究していて、動物の砂糖・油・だしに対する欲求は凄まじいものがあるそうです。
しかし人間の欲望の強い砂糖・油が多い食事は糖尿病・高血圧などを引き起こしますが、『だし』であれば健康的な食事の選択肢が大きく広がり、低カロリーでご飯ともよく合います。
しかし砂糖と油は子供の頃から放っておいてもどんどん好きになる味ですが、『だし味』だけは親が子供の小さい頃から食べさせ、味覚に刷り込まなければ、大人になっても『だしの旨み』を求めない食生活になってしまうそうです。
今、京都の小学校に料理人が出向いて、料亭の一番おいしいだしを飲ませる活動をしているそうです。私たちは日本の伝統的なだしの美味しさを見直し、おばあちゃんのおばんさいを次世代の子供たちと一緒に食べて、このすばらしい食文化を広めていくことで、日本人の健康は豊かなものになって欲しいと願います。
皆さん、和食をもう一度、見直してみませんか!

2011年4月 1日

とうとう4月ですね・・・新年度も始まったことですから、心に新しい風を吹き込んで前を向いてすごしたいと思います。
震災で三陸沖の漁業が壊滅的状態ですが、被災した12歳の男の子が、
『おじいちゃんが漁師で船に乗っていたけど、漁船が壊れて漁が出来なくなってしまった。
震災前はおじいちゃんの仕事に興味はなかったけど、地震に遭った今、将来は漁師になろうと決めた!僕たちが仕事をする数年後には必ず漁ができるようになっているからだ!』
少年の力強い言葉が感動的でした。

そしてこの度の災害であらためて感じたことは・・・・
自分の仕事は一生懸命に取り組めば、心から『ありがとう』って言っていただける素晴らしい仕事なんだってこと。
人はいつも誰かの役に立ちたいし、感謝されたいと願っている・・・しかし日常とは本来、単調で平凡なものだから、本当は『ありがとう』という言葉に飢えているのかも知れない。
だから多くの若者が被災地にボランテァ活動に出向き、自分の存在価値を見つけてくるのだろう。
もう頑張れない・・・と思っても、『ありがとう、よく頑張ってくれたね!』なんて褒められたら、もう少し頑張れちゃうものだから、ありがとうという言葉に秘められた威力は本当にスゴイ。
ACの広告の影響じゃないけど、いつも誰かにありがとうと言えるように、周囲に気を配り、誠実に生きていきたいものです。

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