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2011年3月25日

震災から2週間たった今、原発の放射能漏れ問題で心配事が絶えない毎日ですね・・・。
危険の最中、放水活動をして下さったハイパーレスキューの隊長がおっしゃっていた
『放射能という見えない敵と戦う恐怖・・・』という言葉が印象的でした。


実は私たちデンタルスタッフもいつも『見えない敵』と戦っています!
(放射能の非常事態とは、レベルが違いますが・・・・)
虫歯・歯周病はともに敵は細菌です!
虫歯を削るとき、いかに細菌感染した部分を丁寧に取り除くか!
歯をかぶせる時、どれだけしっかり細菌を消毒して本歯を着けるか!
根の治療をしている歯の中に、細菌だらけの唾液を絶対に入れないようにする!
などなど・・・細菌は目に見えないだけに、歯科治療は施術者の取り組み方でクオリティが全然違うのです。
予防効果の高い治療を常に心掛けて行うことこそプロフェッショナルな仕事ですから、目に見える問題はもちろんのこと、見えない敵と常に戦うというスタンスでこれからも頑張っていきます!

2011年3月18日

DHのTMKです。今、日本中が東日本大震災の傷跡で深い悲しみと不安を感じながら過ごしていますが、被災に遭わなかった自分だからこそ、いつもより元気で頑張ろう!と思います。
津波の被害で無残な姿になったあの土地は岩手を代表する作家、宮沢賢治が生み出したイーハトーブと呼ばれる桃源郷です。
そして偶然にも賢治は明治の三陸沖大震災の年に生まれ、再び襲ってきた昭和の三陸沖大震災の年に亡くなったそうです。
そう言われれば賢治の小説には自然の厳しさと喜びが常に対比して描かれています。それは震災の残酷さと復興の過酷さ、そして否応なく巡る季節の豊かな恵みと喜びを知る人間だからこそなのでしょう。
そして賢治が作りだした心象世界イーハトーブ(い・は・て)の人々は・・・儚い命の国の人だから、いつも笑顔で誰かのために生きよう!としているのが印象的です。
そして代表作やまなしは、かにの兄弟が感じた「かわせみ」と「やまなし」の話ですが、賢治はこの小説のタイトルを≪「かわせみ」と「やまなし」≫ではなく、≪「やまなし」≫としたことに、震災に心を痛めた賢治のメッセージがあるような気がします。

いま、私たちにできることは祈ること!そしていつも忘れずに応援すること!
そして子供の頃に夢をみたイーハトーブをみんなの力で復興させましょう!!

2011年3月11日

2011030420410000.jpgDHのHRMです、昨年春に入社して1年間、夢中で頑張ってきましたが・・・先日、治療中のお客様からこんな短歌をいただきました!

      まろきめで      (まぁる目で)
       のぞきあげては    (のぞき込んでは)
       はをさだむ      (歯を見定め)
       めじろとみえて    (メジロのようで)
      あはれなるかな   ( ・・・???・・・ )

短歌は高校の授業以来だったので、最後の一文の意味をなかなか読み取ることが出来ませんでした。 意味を調べようと思っていると、そのお客様がまた来院されたので、意味を聞いてみたところ...
「あはれなるかなには色んな意味で使うことが出来るんです。この時の意味は可愛らしいと言う意味です。レントゲンを撮るときのあたなへの感想です」とおっしゃっておりました。
そのお客様は私が治療等のご説明をする際にいつも笑っていらっしゃったので、私の言動が可笑しいのかと不安に思っていましたが、その意味をわざわざ和歌にして教えてくださったのです。

とても嬉しかったのですが・・・もっと嬉しかったことが、そのお客様は「食べ物が奥歯に挟まり、ずっと食事がしにくかったようですが、気になっていた所の治療が終わり、満面の笑みで「お陰様で、美味しくご飯が食べられるようになりました!」とおっしゃってくださった事です!!
この言葉を聞けた時、この仕事に就けて良かったなと思いました。
DHとしてはまだまだの私ですが、これからも、より多くのお客様が快適な生活が送れるような、手助けが出来たら良いなと思います!!

2011年3月 4日

DHのAKKです。
戦時中に書かれた書籍で、日本全国の伝統工芸品について著作者の心のままに細かく書かれた本を読み、深く心に残っています。その本の中に、
『手が機械と異なる点は、それがいつも直接に心と繋がれていることだ。
手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがモノを創らせたり、働きに悦びを与えたり・・・それゆえ手仕事は心の仕事だ』
 (岩波文庫:柳宗悦著『手仕事の日本』)

この1節を読んだ時に、歯科医療という私の仕事は伝統工芸品を作る仕事ではないが、いつもお客様を思い、『施術』という創作をさせていただき、『健康』という形で完成しているんだ・・・と感じた。そして相手がモノではなくヒトであるゆえ、もっと丁寧に!もっと精密に!もっといい方法で!・・・と、日々模索し、もがき苦しんでいるけれど、両親が大切に育んでくれたこの健康な手を使わせてもらっているんだぁと、あらためて感謝しました。

木原会の理事長は口酸っぱくして皆に伝えることがあります。


自分の口(歯)じゃないんだから、自分が出来る最大の努力をしなさい!
昨日より今日、今日より明日、もっと上手になろう!という気持ちで施術しなさい!
そして医療人で一番大切なことは、自分のことより相手を第一に優先して考え行動できる『利他主義』な人になりなさい!


木原会のスタッフはいつもこのスピリッツを大切にして仕事をしています。この精神から生み出される技術こそ、木原会の伝統工芸であり、この春入社してくる新スタッフに継承していくことです。
そして私も日本が誇る『伝統の手仕事』を担っているんだ!と胸を張って言えるよう頑張ります!

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