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2011年8月12日

暑い日が続いておりますが・・・皆さんは熱中症対策にどんなことをしていますか?
水分の補給は当たり前のこととして、忘れがちなのが適度なナトリウム(塩分)の摂取です。
体の中の塩分が不足すると、どんなに水分を補給しても体が保水できず、体温調整ができなくなるからです。でも高血圧など、持病がなくても・・・塩分の取りすぎは注意が必要です。
ではどのくらいの塩分が適量なのか?知った上で摂取したいものです。

熱中症対策に塩分補給の重要性を訴え続けている信州大学の能勢博教授は、こうおっしゃっております。
  塩分補給は大切だが・・・夏だからと言って意識して摂取しすぎるのは大間違い! 
  一言足りないまま、塩分補給という言葉だけがひとり歩きしてしまった・・・

つまり・・・運動などで大量の汗をかき続けた状態は体内の塩分も排泄されているので、水分のみの補給では、体内の塩分濃度は薄まってさらに低下してしまう。塩分濃度を上昇させたい体は、体内に蓄積してある尿や汗などの水分を出して何とか濃度を濃くしようとする。
よって暑いからと言って、どんなに水分補給しても排泄されてしまい、結果的に脱水状態に陥いる。
ただしここで重要なことは・・・塩分補給が意図的に必要な状況とは、運動などで大量に汗をかいた場合であって、弱冷房化のデスクワークで・・・うっすら汗ばむ程度の話ではないということです。

日本の厚生労働省が提唱する塩分は男性9g、女性7.5gですが、世界のWHOは5~6gと位置づけており、日本人は比較的塩分を多く摂取しています。
若者の平均的な食事スタイルで塩分計算すると・・・
  朝食のハムサンド(3.8g)、昼食の親子丼(2.1g)、夕食のしょうが焼き定食(3.2g)で合計9.1g
日常的に十分な塩分を摂取していますので、熱中症を意識するあまりに・・・
『塩』『塩』『塩』の生活は危険がいっぱいです。


それでも夏は汗をかく季節で体力も消耗しやすいので・・・1日のはじまりの朝ごはんは
しっかり食べて行動しましょう!
朝のお味噌汁は塩分1.5g程度で、ほどよい熱中症対策になりますし、多少しょっぱいもののほうが食欲もわき、夏バテせずに元気に過ごせますよ!


 

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木原会郎

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